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swine image 3.jpg 食肉用動物の体重増加に及ぼす著しいストレスの原因としてブラックグローブ効果と呼ばれる自然現象があります。

ヒートストレスとして知られている弊害を遮熱シートは阻止します。
牛乳 生産では10%の増加、受胎率25%増も知られています。ブロイラーでは体重当たりの餌の交換率が15~40%アップします。
また冬期はエネルギーの節約をもたらします。

 

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養豚に対するヒートストレス(暑熱ストレス)

熱帯や亜熱帯、あるいは夏季の気候がそれらに匹敵する地域は豚にとっては快適な温湿範囲ではありません。
これらの環境温度は豚を死に至らせるほどのものではありませんが、肥育豚(肉豚)の成育不全や繁殖豚の出生率の低下を招きます。
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アメリカ・フロリダ大学
食品農業科学研究所
報告書より抜粋


swine image 2.jpg表1は屋内で飼育されている豚の最適温度を表しています。

一般的には、豚の年齢があがり、体重が重くなるにつれて、その快適温度は低くなっていきます。その為50kg以上の成長しきってしまった豚、懐妊したり、授乳期である雌豚、または繁殖用の雄豚は、よりヒートストレスの影響を受けます。

これらの豚は約20℃でヒートストレスを感じ始めます。27℃以上の気温が2日から4日続くと、気温を下げて快適な温度が与えられない場合は、成育や出生率に大きな影響がでてきます。

表1

生育段階 快適温度(℃) 望ましい温度(℃)
新生豚 35 32~38
若豚(2-5kg) 30 27~32
若豚(5-20kg) 27 24~30
青年豚(20-55kg) 21 16~27
成豚(55-110kg) 18 10~24
懐胎豚 18 10~27
授乳期の雌豚 18 13~27
繁殖期の雄豚 18 10~27



► 豚のヒートストレス対処法

豚は2つの方法でヒートストレスの影響を最小限に抑えています。

swine image 1.jpg1:熱の放散を高める
熱の放散を高めるために、豚は床のような冷たい物質に腹ばいになったりして、より多くの体の表面積が触れるようにします。
また、呼吸数を増やし(パンディング)、熱の放散を促します。
呼吸率が上がると、肺への空気の出入りも増えます。空気の流入の増加は肺からの水分の蒸発も増加させます。
豚はこのようにして蒸発冷却を行い、体温を低下させます。人間は汗をかくことにより、蒸発冷却をおこないますが、豚は汗をかきません。
 

2:新陳代謝による熱生産量の引き下げ
新陳代謝とは、食物を食べ、消化し、栄養素を吸収することによって熱量を得ることですから、この代謝により、熱量を下げるのであれば、当然豚は食事を減らすことになります。その結果、豚の成育は悪くなり、授乳期の雌豚も母乳の出は低下します。

► ヒートストレスの影響

表2

気温 量(kg/日) 増加体重
(kg/日)
食餌/増加体重
(kg/kg)
15 3.2 0.79 3.99
20 3.2 0.85 3.79
25 2.6 0.72 3.65
30 2.2 0.45 4.91
35 1.5 0.31 4.87
28日間にわたる観察開始時の1頭あたりの平均体重は70kg
平均相対湿度:50%


成長期以上(25-110kg)の豚に見られるヒートストレスの顕著な症状は食餌量の低下です。
表2参照

成豚では、気温20℃を超えると食餌量が減ってきます。食餌量が低下すれば、日々の生産量も低下します。

30℃を超えると、飼料効率も悪くなります。
成長期にある豚(25~50kg)は、成豚ほどの影響は受けませんが、それでも30℃を超えるようになると生産性に影響が出始めます。

swine image 3.jpgヒートストレスはまた、豚の繁殖成績にも悪影響を及ぼします。

27℃を超えると雌豚はその影響を受け、発情がさまたげられたり、あるいは発情期の遅れや、受胎率の低下、初期段階での胚死亡といったことが起こります。(表3参照)

29℃を超えると雄豚の精子生産量減少や、精子の質が低下してきます。さらに、そのような状態が4~6週間続くとその後状態が緩和されても、その影響が少なからず残ってしまいます。この影響がなくなるまでは6週間ほどかかります。(表4参照)

表3

項目 26~27℃ 30℃ 33℃
雌豚の数  
74 80 80
発情期にある雌豚の数 74 78 73
発情休止の雌豚の数 
発情期に戻った雌豚の数  
妊娠した雌豚の数 67 67 62
受胎率(%) 90 85 78



表4
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フロリダ大学・食品農業科学研究所の報告書からもわかるように、酷暑といわれる日本の夏に、肥育豚や繁殖豚が受けるヒートストレスは大変なもと思われます。

鶏のヒートストレスでも述べられているように、ヒートストレスを減少させることが重要なポイントとなります。フロリダ大学・食品農業科学研究所は報告書の中で、適切な断熱を行うことは有効な手段であると言っています。

特に閉じ込め型の飼育がなされている場合には、屋根や天井には、太陽熱の蓄積の減少に役立つ断熱が望ましいと述べられています。

タープホイルは放射熱を97%反射しますので、太陽熱を蓄積させません。
また、タープホイルは施工も簡単ですので、手軽に断熱効果を得る事が可能です。
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